フィルムは記録する

蒙古實情 興安嶺を越えて 昭和四年十月[別版]

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吉林省の洮南から馬と牛車で出発して中国東北部をほぼ南北に連なる山脈である興安嶺を越えて、当時のモンゴルの実情を記録に収めた『蒙古實情 興安嶺を越えて 昭和四年十月』(ST000118)の別版と考えられる作品で、元素材はトップ、エンドいずれも欠落している。中間字幕の書体は完全に異なっており文章や文言にも違いがあり、同じカットにもかかわらず別の場所として編集されている箇所など様々な差異が認められる。元素材の尺長がより長い本作では出発地となる奉天駅の場面に加えて、後半では興安嶺を越えた東烏珠穆沁(東ウヂムチン、東ウジムチン)旗や西ウヂムチン(西ウジムチン)旗で撮影された場面まで含まれている。なお、「ST000118」の末尾にある西札魯特貝勒府と王妃のカットが本作では裏焼で左右逆となっている。

作品詳細

作品番号
ST000326
映画題名
蒙古實情 興安嶺を越えて 昭和四年十月[別版]
映画題名ヨミ
モウコジツジョウコウアンレイヲコエテショウワヨネンジュウガツ[ベツバン]
製作年月日
1929
時間(分)
43
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
南満洲鉄道株式会社弘報係
検閲番号等
1930年8月30日
E11059、日、實、風、興安嶺を越えて、3巻、580m、南滿洲鐵道株式會社(製作者、申請者とも)、制限フ一臺一、免
「制限フ一臺一」とは制限事項として、切除が1か所(20m)と説明台本抹消が1か所あったことを示している。切除箇所は「第三卷塹壕内ニ於ケル戦死者死體ノ見ユル箇所全部並ニ字幕第四十七「雪に埋もる塹壕には」切除二〇米(風俗)」で、説明台本抹消は「字幕四十七」に該当する箇所となっているが、元素材に該当する場面は含まれていない。
フィルム映写速度
14
備考
元素材は、1971年度に文部省より管理換された35㎜不燃性デュープネガフィルム。
製作会社については、参考文献の各資料から判断した。
参考文献
立花高四郎「河豚の腹つゞみ」(『キネマ週報』第二十六號、1930年)11頁(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/pid/7965024/1/6
『南滿洲鐵道株式會社第三次十年史(下)』(南滿洲鐵道株式會社、1938年[龍溪書舎、1976年])2452頁(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/pid/12288844/1/408

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