フィルムは記録する

帝國在郷軍人會 瀬田村分會

  • 民俗

滋賀県の神社で来賓を迎えて実施されたと思しき行事を記録したフィルムの一部と考えられ、元素材はトップ、エンドとも欠落しており中間字幕もなく全体像は不明である。撮影場所の手掛かりとしては、冒頭の僧侶を含む人々が並ぶカットに「滋賀縣」の文字が見られる高札があることに加え、「帝國在郷軍人會 瀬田村分會」と記された旭日旗のカットや、最後の場面でわずかに映る「上田上村」と記された青年会の旗が確認できることである。瀬田村(現・大津市)は1927年に町制を施行し、上田上村は1955年に瀬田町に合併した(『新修大津市史 9 南部地域』)。元素材は人々が鳥居のある参道で車列を迎える様子で終わる。

作品詳細

作品番号
ST000337
映画題名
帝國在郷軍人會 瀬田村分會
映画題名ヨミ
テイコクザイゴウグンジンカイセタムラブンカイ
製作年月日
(不詳)
時間(分)
3
サウンド
サイレント
カラーの種類
染色
フィルム映写速度
16
備考
元素材は、2006年度に株式会社育映社より受贈した35㎜可燃性ポジフィルムを不燃化した35㎜インターネガを経て作製した35㎜上映用ポジフィルム。
題名は素材上では欠落しているため、国立映画アーカイブのデータベースの登録題名に基づいた。
製作年については、瀬田村が町制を施行した1927年以前と思われるものの判断材料に欠けるため不詳とした。なお、大正時代の1918年に皇太子(昭和天皇)、1922年には大正天皇皇后により同地に鎮座する建部神社(建部大社)への行啓が行われた記録がある(『大津市史 中巻』)ことから、そのどちらかの出来事との関連とともに画面に映し出される神社が同社である可能性も考えられる。
参考文献
『大津市史 中巻』(大津市役所、1942年[大津市史覆刻刊行会、1973年])998頁(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/pid/9569279/1/508
『新修大津市史 9 南部地域』(大津市、1986年)543頁(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/pid/9540265/1/283

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