フィルムは記録する

有用動物 牛

牛という動物を生物学的にではなく人間にとっての有用性という観点で捉えた教育映画。田畑の耕作や脱穀機の動力源に、栄養豊富な牛乳は飲料と乳製品に、その肉は食糧となり、皮・脂肪・角・蹄・骨は様々な製品に加工され、さらには砂糖の精製に使われる骨灰や堆肥の原料になる牛舎の敷藁にいたるまで、余すところのない牛の利用法が紹介される。

作品詳細

作品番号
ST000267
映画題名
有用動物 牛
映画題名ヨミ
ユウヨウドウブツウシ
製作年月日
1928
時間(分)
15
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
文部省
配給会社
文部省
配給年月日
1929.3[頒布]
検閲番号等
1929年4月8日
D3963、日、實、敎、有用動物、1巻、286m、文部省(製作者、申請者とも)免
1929年5月7日
D5235、日、實、敎、有用動物牛、1巻、286m、文部省(製作者、申請者とも)免
フィルム映写速度
16
備考
元素材は、1971年度に文部省より管理換された35㎜不燃性マスターポジフィルム。
検閲時報の記載と比べると、元素材である上述のフィルムの尺長は279.508mで、約6.5m短い。
製作年は管理換時の資料および参考文献(『敎育映畫硏究資料 第十八輯 本邦映畫敎育の發達』)による。
参考文献
「活動寫眞「フイルム」頒布」(『官報』第六六四號、1929年3月19日)526頁(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/pid/2957130/1/12
文部省『敎育映畫硏究資料 第十八輯 本邦映畫敎育の發達』(1938年)「文部省製作映畫年度別」68頁(国立国会図書館デジタルコレクション)https://dl.ndl.go.jp/pid/1451797/1/39