フィルムは記録する

交通.通信機関の今昔

明治以降、大きな発達を遂げた鉄道、地下鉄、飛行船などの乗り物と、電信電話、航空郵便、ラジオ、電信写真といった通信機関の変遷を江戸時代の再現場面を交えて描いた教育映画で、昭和初期の多種多様な乗り物が実際に動く様子を見ることができる。大尚シネマ商会は1930年創立で神田三河町にあった教育映画製作会社。

作品詳細

作品番号
ST000248
映画題名
交通.通信機関の今昔
映画題名ヨミ
コウツウツウシンキカンノコンジャク
製作年月日
1932
時間(分)
29
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
大尚シネマ商會
スタッフ
林龍[原案]大島能於[脚色・編集]荒川勝彌[撮影]
検閲番号等
1932年4月7日
G5304、日、實、敎、交通通信機關の今昔、2巻、619m、大尚シネマ商會(製作者)、拓務省(申請者)、免
元素材には検閲番号の穿孔跡があり、以下の検閲時報の記録と合致する。
1932年5月2日
G6598、日、實、敎、交通通信機關の今昔、2巻、610m、大尚シネマ社(製作者)、文部省(申請者)、免
フィルム映写速度
18
備考
元素材は、1971年度に文部省より管理換された35㎜不燃性デュープネガフィルム。2018年度の上映企画「国立映画アーカイブ開館記念 映画にみる明治の日本」において上映されている。
検閲時報の記載と比べると、元素材である上述のフィルムの尺長は594.381mで約16m短い。
参考文献
編集部「敎育映畫製作配給業者總覽」(『キネマ週報』第百六十一號、1933年)22頁