フィルムは記録する

陸軍特別大演習 於岡山縣下 昭和五年十一月

1930年11月14日より16日まで、岡山市の後楽園に大本営を設置して行われた陸軍特別大演習の記録。統監役である天皇の動向を中心に、演習の進行が綴られているが、宮殿下や将校たち、部隊の兵士たち、放送局員、見物の子供たちなど、演習に集う人々の様子が隈なく捉えられている。アップとロングの切り返しによる小気味よいモンタージュ、同一カットの繰り返しなど、劇映画製作会社らしい編集が目を引く。

作品詳細

映画題名
陸軍特別大演習 於岡山縣下 昭和五年十一月
映画題名ヨミ
リクグントクベツダイエンシュウ オカヤマケンカニテ ショウワゴネンジュウイチガツ
製作年月日
1930
時間(分)
12
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
陸軍省新聞班
スタッフ
陸軍省新聞班[製作]、松竹ニュース部[撮影]
検閲番号等
1935年8月30日
J13123、日、實、時事、岡山縣下陸軍特別大演習、2巻、298m、陸軍省新聞班(製作者、申請者とも)、免
検閲記録から、本作の製作を1919年5月に設置された陸軍省新聞班とし、エンドクレジットに出てくる松竹ニュース部を撮影とした。
フィルム映写速度
20
備考
元素材は、1968年度にアメリカ議会図書館より返還された35㎜ポジプリントを不燃化して作成された35㎜インターネガ。
松竹ニュース部は、1930年3月に松竹が蒲田撮影所内に設けたニュース映画撮影班をいう。松竹では4月第1週より各週で『松竹ニュース』の定期上映を開始した。第1号には、3月24日に行われた天皇による復興帝都御巡幸の記録が含まれていた。『松竹ニュース』の刊行は、1935年の蒲田撮影所閉鎖まで続けられた。
参考文献
『松竹七十年史』(松竹株式会社、1964年)265頁