フィルムは記録する

烟幕ヲ利用スル 敵前渡河 大正十一年九月二十五日

現・千葉県松戸市に所在し、教育総監の管轄下で工兵関連の教育・調査・試験を行った陸軍工兵学校による敵前渡河の訓練風景。煙幕のなかを幾艘もの船が進むところには、スケールの大きさを感じる。演習は江戸川架橋場で行われたものと思われ、遠くに映る橋梁は1911年に架橋された木造の葛飾橋と見られる。

作品詳細

作品番号
ST000070
映画題名
烟幕ヲ利用スル 敵前渡河 大正十一年九月二十五日
映画題名ヨミ
エンマクヲリヨウスル テキゼントカ タイショウジュウイチネンクガツニジュウゴニチ
製作年月日
1922
時間(分)
7
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
陸軍工兵學校
フィルム映写速度
16
備考
元素材は、2009年度に越川文子氏より受贈した16㎜ポジプリント。
参考文献
日本防衛協会『陸軍省伝承映画の公開―陸軍省新聞班製作伝承映画―』(1974年ないしは1975年)「陸軍実写映画フィルム 目録」
「フィルムリスト」(「玩具製造問屋 株式会社丸越」の便箋に書かれた手書きのリスト、作成年不詳)
「インターネット特別展 公文書に見る明治・大正の陸軍 陸軍工兵学校」
(テーマ別歴史資料検索ナビ アジ歴グロッサリー)
https://www.jacar.go.jp/glossary/term4/0010-0040-0130.html