フィルムは記録する

傳染病の病原體

東京帝国大学伝染病研究所において、佐藤秀一、山田信一郎両博士の指導により顕微鏡撮影が行われた作品。コレラ菌、チフス菌、脱疽菌、スピロヘータなどの病原菌、トリパノゾーマ、十二指腸虫などの寄生虫やツツガムシについて、顕微鏡で撮影された動画とともに紹介している。撮影を担当した東京シネマ商会の藤波健彰によれば、当時輸入が始まったばかりのパンクロマチック・ネガフィルムを使用したという。

作品詳細

作品番号
ST000047
映画題名
傳染病の病原體
映画題名ヨミ
デンセンビョウノビョウゲンタイ
製作年月日
1925
時間(分)
23
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
文部省
スタッフ
撮影:文部省
検閲番号等
1926年4月14日
A547、日、實、宣、衞、傳染病の病原體、2巻、428m、文部省(製作者、申請者とも)、新
フィルム映写速度
16
備考
元素材は、1971年度に文部省より管理換を受けた35㎜不燃性マスターポジ。
参考文献
藤波健彰『ニュースカメラマン 激動の昭和史を撮る』(中央公論社、1977年。文庫版は1980年)15-16頁[文庫版]
文部省普通學務局社會教育課『大正十五年一月 文部省製作 活動寫眞フイルム目録』(1926年)19-23頁