フィルムは記録する

臺所の改善

台所を「家庭生活の中心をなすもの」として、実情に応じた環境の中での工夫と改善の心がけを奨励する社会教育映画。改善は主に昔ながらのかまどのある台所について、排水を良くして清潔さを保つこと、採光と換気に注意すること、洋食器や収納棚の活用などが提案される。薪を使った煮炊きがまだ珍しくなかった一方で、衛生的で機能性の高い近代的な台所が広まりつつあった時代の記録としても興味深い。

作品詳細

作品番号
ST000195
映画題名
臺所の改善
映画題名ヨミ
ダイドコロノカイゼン
製作年月日
1932
時間(分)
17
サウンド
サイレント
カラーの種類
白黒
製作会社
文部省
配給会社
文部省
フィルム映写速度
18
備考
元素材は、1971年度に文部省より管理換された不燃性35㎜マスターポジより、2001年度に複製化した35㎜デュープネガを経て作製した35㎜上映用ポジフィルム。
参考文献
文部省『敎育映畫硏究資料 第十八輯 本邦映畫敎育の發達』(1938年)「文部省製作映畫年度別」71頁